100歳以上長生きをする人のこと。100歳以上の高齢者の統計を取り始めた1969年では、日本の百寿者数は153人であったが、平均寿命の伸長とともに、その数は年々増加しており、2007年9月末現在で3万2295人(男4613人、女2万7682人)と、前年比で3900人増となっている。統計によれば、最も多い県は沖縄で、全百寿者の57.89%を占めるのに対して、最も少ないのは埼玉の13.05%である。「健康・体力づくり事業財団」(厚生労働省の外郭団体)が行った「日本の百寿者のくらし」調査(1999~2001年)によれば、百寿者の健康とくらしの全体像は、次のようになっている。多くは子供や子供の配偶者と同居しており、入院率は約1割で、約4割が定期的、5割が不定期に通院している。ほぼ9割が3食きちんと食事を摂っており、運動習慣のあるものは男5割4分で女4割、男女とも8割以上がよく眠れ、喫煙習慣があるのは男5.6%で、女0.8%と少ない。日常生活の動作では、「話」の了解が普通にできるのが男5割であるのに対し、女4割以下。また男で5割、女4割が独力で食事が可能である。寝たきりで、介護状態であるという人は少なく、年齢の割には総じて健常な生活を営んでいることが統計的に読み取れる。