2008年3月に発表された総務省の推計では、外国人を含めた日本国内の人口は1億2777万794人(07年10月1日現在)。06年10月からの1年間に生まれた出生児数から、同じ期間の死亡者数を引いた人数は、2314人マイナスの自然減となった。これは、比較可能なデータがある1950年以降で初めて、死亡者数が出生児数を上回ったことを示している。ただし、外国人の出入国数などを加味すると、全体では1284人の増加となった。日本人に限定した同推計の人口は1億2608万4864人。9206人の自然減で、出入国数などを考慮すると日本人全体で6万9480人が減少した。日本の人口に関する統計は、5年ごとに実施する国勢調査が基本となるが、その間の人口は、国勢調査の結果に各種の調査、統計から得られる動向を加えて推計する。05年実施の国勢調査では、戦後初めて前年の推計からの人口減少が判明した。07年の推計により、3年連続で日本人が減少したことになる。