東日本大震災で被災し、親を亡くした震災遺児の進学を支援することを目的に、カゴメ(本社・名古屋市)、カルビー(本社・東京都千代田区)、ロート製薬(本社・大阪市)の3社合同で、2011年10月21日に設立する奨学基金。震災で両親またはどちらかの親を亡くした生徒の中で、12年3月以降に高等学校を卒業する、大学、短大、専門学校などへの合格者が支援の対象となる。返済を要しない給付型で、入学から卒業までに必要な入学金、授業料などの学費を全額支給する。定額支給ではなく対象者の進学に応じた支援とし、年間の給付上限は300万円。現在の0歳児が大学院を卒業するまでの25年程度の運営を予定し、長期的な復興支援に取り組む。基金の総額は40億円を見込み、他の企業や個人からの寄付も受け付ける。