ドイツのベルリンに本拠を置く環境保護団体「エテコン」(ethecon)が毎年、世界で最も環境に害を及ぼした企業を選び出し、黒く汚れた地球儀をトロフィーとして贈呈している。エテコンは2004年発足のNGOで、06年から、環境保護活動に貢献した人などを表彰するブループラネット賞とともに、ブラックプラネット賞を主催している。11年のブループラネット賞は、アメリカの活動家アンジェラ・デービスが受賞。11年のブラックプラネット賞には、福島第一原子力発電所事故を理由に東京電力が選ばれた。エテコンのアクセル・ケーラー・シュヌラ会長は、原発に欠陥があることを知りながら利益を優先して対策を怠っていたと選出理由を説明している。日本企業が選ばれたのは初めて。10年の同賞は、メキシコ湾で原油流出事故を起こした石油会社のBP(イギリス)。