龍谷大学や大阪医科大学などからなる研究グループが開発した自走式カプセル内視鏡の愛称。口から飲み込んで胃を撮影するミニマーメイド(直径1.2センチ、長さ4.5センチ)と、肛門から逆行させて大腸を撮影するトールマーメイド(直径1.2センチ、長さ6.5センチ)があり、カプセル後部に魚の尾びれに似た駆動装置を備える。従来のカプセル内視鏡は、チューブにつながれていないため、飲み込むときの負担が少ないなどの利点がある一方、体内では胃や腸の動きに合わせて進むため、向きや移動の速さを調節することができず、患部をうまく撮影できないことも多かった。それに対し、マーメイドでは駆動装置により向きや位置を制御することができ、より正確な診断につながるという。