土日祝日に限り、高速道路料金の上限を1000円にする料金引き下げ。政府が景気対策として、2011年3月末までの時限措置として導入した、5000億円規模の高速料金引き下げの中核部分。1000円高速(千円高速、上限千円)は、全国の高速道路を大都市圏、大都市近郊区間、地方部の3区分に分けたうち、地方部の高速道路を利用した、自動料金収受システム(ETC)搭載の普通車、軽自動車、自動2輪車が対象となる。中型、大型、特大車は対象外。09年3月20日から、本州四国連絡高速道路と東京湾アクアラインで先行実施になり、3月28日から全国でスタートした。地方部の1000円高速にあわせて、大都市圏では、首都高速道路は日祝日、阪神高速道路は土日祝日限定で、普通車を対象に一部区間を除き700円から500円に料金が引き下げられ、大都市近郊区間では、土日祝日の昼間(6~22時)の通行料金が3割引きになった。また、3月30日からは、地方部で、平日昼間(9時~17時)の通行料金を、全車種を対象に100km以内ならば3割引きとする引き下げが実施された。