東京都新宿区の早稲田・高田馬場地域が、地球環境、地域社会、国際協力への貢献を目的としたプロジェクトとして、 2004年4月から導入した地域通貨。高田馬場には「鉄腕アトム」の原作者、手塚治虫ゆかりの手塚プロダクションがあり、漫画の中でアトムが誕生した科学省も高田馬場にあるとされたことから名付けられた。貨幣単位は「馬力(1馬力=1円)」で、10、50、100馬力の3種類の紙幣がある。アトム通貨実行委員会が発行する。アトム通貨は、たとえば加盟店へのマイバッグ持参や町の清掃活動への参加など、人や地域、環境によいことをすると入手できる。09年に環境省のエコ・アクション・ポイントモデル事業に採択された。また、09年4月には川口市の商店街が導入するなど、流通エリア拡大の動きもみられる。