最大震度5弱以上と推定した地震で、地震発生とその規模を知り、震度4以上の強い揺れが予測される地域名を、到来する数秒~数十秒前に知らせるシステム。気象庁や防災科学技術研究所などが共同開発した。2004年2月には試験運用が始まっていたが、07年10月1日から本格運用が開始され、一般へも情報が提供される。情報の入手は、テレビ放送ではNHKのほか民放キー局5局が、ラジオ放送ではNHKが、提供を決めたほか、全国瞬時警報システム(J-ALERT)を用いた防災行政無線による放送も、一部の自治体で実施される。携帯電話も、NTTドコモでは年内、au(KDDI)が08年春以降、ソフトバンクが08年度中と、事業者によって実用化時期は異なるものの、特定エリア内のユーザーに一斉同報が可能なシステムを、それぞれ開発中。また、企業や家庭向けの受信端末や情報システムなどもすでに発売されている。