東京国際空港(通称、羽田空港)に建設された新国際線旅客ターミナルビル内の、江戸の町並みを再現した商業施設。新国際線旅客ターミナルビル(東京国際空港国際線旅客ターミナルビル)は、同空港のハブ空港(拠点空港)化に伴い、日本空港ビルデングが中核となって航空会社などと出資設立した東京国際空港ターミナル株式会社が建設。2010年10月21日からの運用が予定されており、同年8月2日に報道陣に初公開された。「江戸小路」は同ビルの4階フロアに設営された、名店が軒を連ねるレストラン街で、筋雲をイメージした大屋根の下に、昔の東京である江戸の町並みを本格的に再現し、散策するだけで日本の伝統や文化を体感できるという。また、同ビルの5階フロアには、現代から未来の東京、日本のコンテンツ文化の発信拠点となるゾーン「TOKYO POP TOWN」が設営され、アニメやキャラクターのショップのほか、スロットカーレーシングのコースや、空港では初めてとなる最新型のプラネタリウムなどが入っている。いずれも単なる商業空間ではなく、日本の伝統文化、先進技術の発信地として、「Made in JAPAN」の商品や場を、空港に来る外国人旅行客らにアピールすることをコンセプトとしている。