たばこ自動販売機用の顔写真付き成人識別ICカード。2008年から屋内外すべてのたばこ自動販売機が、「taspo」対応の成人識別機能付きのものに切り替わり(全国で約62万台)、以降、自動販売機でたばこを購入するには「taspo」が必要になる。未成年者の喫煙防止をさらに強化するために導入される。「taspo」取得希望者は、たばこ販売店などに置かれる申し込み用紙に記入し、本人確認のための身分証明書のコピー(運転免許証など)や顔写真とともに、(社)日本たばこ協会に郵送すると、審査後、カードが発行される。発行手数料は無料。「taspo」には「ピデル」と呼ばれる電子マネー機能が付いているので、チャージすることで現金不要で利用できる。鹿児島県と宮崎県から導入が始まり(申し込みは07年12月、利用開始は08年3月より)、08年の夏までに全国に段階的に導入される。主体は、(社)日本たばこ協会、全国たばこ販売協同組合連合会、日本自動販売機工業会の3団体。「taspo」は「たばこのパスポート」の意味。