日本癌(がん)学会など4団体で構成される、「日本がん治療認定医機構」の「がん治療認定医制度」に基づく認定資格。専門分化の弊害が指摘されるがん治療において、分野横断的な基礎知識や、基礎的技術を持つ医師の養成を目的として、2007年に創設された。認定医には、(1)初期診断から終末期医療まで、標準的な医療内容を説明できる、(2)外科療法、薬物療法、放射線療法など、専門領域の標準的治療に対応できる、(3)先端医療の内容を理解し、専門医と連携して適切な医療を行う――などが求められる。第1回認定試験は08年1月13、14日に行われる。