東京都内に二つだけ残る路面電車、東急世田谷線と都電荒川線が運行する黄色い車両のこと。それぞれの路線で1編成(世田谷線は2両、荒川線は1両)しか走っていないことから、なかなか見かけることはなく、いつしか「黄色い電車を見ると幸せになれる」という都市伝説が広まっていた。そこで両線は、これをテーマに両線の認知度向上と利用促進を図って共同キャンペーンを企画。その第一弾として、2011年11月1日から30日まで「黄色い電車でハッピーに!」と題したキャンペーンを実施している。これは11月26日公開の映画「ハッピーフィート2 踊るペンギン レスキュー隊」とタイアップして、各種イベントを展開するもので、期間中両線の黄色い車両は、「黄色い電車でハッピーに!」と書かれたヘッドマークをつけて運行。また、各線3000冊限定で、沿線のパワースポットなどが載った「幸せの黄色いパスポート」を無料配布し、所有者を対象として「幸せのクイズラリー」を実施。クイズに正解すると、各線先着3000人にもれなくオリジナルキーホルダーをプレゼントする。これは世田谷線と荒川線でデザインが異なり、二つ合わせるとハート型が完成する。さらに、「ハッピーフィート2」のキャラクターと握手や記念撮影ができるイベントなども開催される。なお両線では、キャンペーンの反響を見て、第二弾以降も検討するとしている。