正式名称は「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」。2008年度から、全国の小学5年、中学2年の全児童・生徒を対象に文部科学省が実施するテスト。実技テストとして、握力、上体起こし、長座体前屈、50m走、反復横跳び、立ち幅跳びなど6種目に加え、小学5年では20mシャトルランとソフトボール投げ、中学2年では持久走か20mシャトルランのどちらかと、ハンドボール投げが行われる。同時に、睡眠時間の長さや朝食をとっているかどうかなど、生活や運動の習慣についてのアンケート調査も行う。4~7月の間に行われ、都道府県別の平均値などが12月に公表される。今後、毎年行う。すでに同様の内容の抽出調査「体力・運動能力調査」が、6~79歳の各世代を対象に行われているため、屋上屋を架す形となるほか、07年度より実施が始まった「全国学力テスト」同様、競争の過熱を招くことを危ぶむ声もある。