首都圏で原子力発電所への抗議活動などを行うグループや個人によるネットワーク。2011年9月に設立。12年6月時点で、13のグループと個人有志が参加し、ボランティアにより運営されている。デモや抗議活動中のガイドラインとして、原発問題と無関係な主張を行わないことなどを定め、多くの人が参加しやすい環境を作っている。11年10月1日、アメリカの反核連合(Coalition Against Nukes)が主催した全米での反原発デモに呼応し、同月22日、東京の渋谷で「原発のない世界を求める大行進」(約800人参加)を開催したのがはじまり。以後、12年1月14日に「脱原発世界会議2012 YOKOHAMA」と連動した「脱原発世界大行進In横浜」(約4500人参加)、3月11日に「3.11東京大行進」(約1万4000人参加)を開催。また、3月29日以降、首相官邸前で大飯原発再稼働への抗議行動(首相官邸前デモ)をほぼ毎週金曜日に主催しており、ツイッターなどでの口コミによって、6月には参加者が急増。7月29日に主催した「7.29脱原発国会大包囲」では、延べ約20万人(警察発表では1万数千人)が参加した。また7月31日、脱原発をめざす国会議員との対話のテーブルを設けた。