2008年5月4日に発表された日本の15歳未満人口(08年4月1日推計)は、1725万人と過去最低を記録した。同統計は、毎年「こどもの日」にちなんで総務省が発表するもので、前年の同時期に比べると13万人減となり、27年連続の減少。1950年に3分の1を超えていた総人口に対する割合も、08年には前年比0.1ポイント減の13.5%と過去最低を更新した。人口3000万人以上の国を対象とした国際比較では、アメリカが20.3%(06年)、韓国が18.0%(07年)を記録する一方、日本は唯一の13%台で最低となった。年齢が下がるほど日本の子ども人口の減少傾向は著しく、3歳ごとのグループで比較すると、「0~2歳」と「12~14歳」では約35万人の差があり、今後も子ども人口の回復は難しいと推測される。