平均寿命とは、その年に生まれた0歳児の平均余命のこと。平均余命は、その年齢の人があと何年生きられるかの平均を表したもの。厚生労働省が毎年、推計人口や人口動態統計を基に、その年の各年齢の平均余命や死因別死亡率などの指標を算出し、簡易生命表として発表している。2008年7月31日に発表された07年の簡易生命表では、07年の日本人の平均寿命は女性85.99歳、男性79.19歳で、前年より女性が0.18歳、男性が0.19歳伸びて、ともに過去最高を更新した。世界との比較では、女性は23年連続の世界一、男性は前年2位から後退、アイスランド、香港に次ぐ世界3位となった。厚生労働省では、日本人の3大疾病とされるがん、心疾患、脳血管疾患の死亡確率が低下したことが、平均寿命が伸びた理由としている。なお、07年生まれの0歳児の3大疾病の死亡確率は、女性、男性それぞれ、がん20.56%、30.10%、心疾患19.16%、14.67%、脳血管疾患13.29%、10.80%となっている。また、0歳児のちょうど半数が生存すると期待される寿命中位数は女性88.77年、男性82.11年で、それぞれ前年より0.16年、0.17年伸びた。