東日本大震災に関する約20万件のデジタルデータを一元的に検索・活用できるポータルサイト(http://kn.ndl.go.jp/)。総務省と国立国会図書館が2013年3月7日に公開開始した「国立国会図書館東日本大震災アーカイブ」の愛称。国立国会図書館の東日本大震災記録保存事業の一環で、情報を国内外に広く公開することにより、被災地の復興事業に役立たせるほか、東日本大震災の記憶と教訓を次世代に伝えることを目的としている。12年2月に構想が発表されて以来、2度の試験運用を経て本格始動となった。国会図書館が所蔵する資料や国会原発事故調査委員会の映像のほか、政府機関、報道機関、大学、インターネット大手検索サイト、民間団体など27機関がそれぞれ保有する、同震災に関わる動画や写真、記事など多岐にわたる情報を横断検索することができる。資料種別や日付、言語などのカテゴリーからの検索も可能で、阪神・淡路大震災などの震災データも検索対象となっている。それらの震災の情報を含めると、データは200万件以上にのぼる。今後さらに検索できる情報を拡大していく予定。