国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議のことで、2007年12月3日~14日に開催された。開催地がインドネシアのバリ島であることから、バリ会議とも呼ばれる。COP13最大のテーマは、2013年以降の温室効果ガス削減の枠組みとなる「ポスト京都議定書」の交渉開始を正式に決定すること。地球温暖化対策では、12年で終了する「京都議定書」から空白期間を設けずに新たな枠組みへと移行することが重要なため、交渉の開始が急がれていた。また、13年に新たな枠組みが動き出すには、09年までに交渉が完了している必要があり、そのための交渉の進め方や討議項目、スケジュールなどを定めた行程表「バリ・ロードマップ」の作成も、主要な議題となった。