新型インフルエンザが発生した際に、二次感染による被害の拡大を防ぐため、全国に設置される臨時医療窓口。発熱外来は発熱、せき、のどの痛み、倦怠感といったインフルエンザ感染が疑わしい風邪症状を訴える人のための専用診療受付。あらかじめ指定を受けた医療機関が、病院敷地内などに隔離処置を施して開設する。ここでは感染の有無やウイルスの種類を特定する検査、トリアージと呼ばれる重軽症および緊急性の判定が行われ、万一、新型インフルエンザ感染症と診断された場合は、感染症指定医療機関への勧告入院措置がとられる。そのため、受診者が徒歩や自転車などの移動手段で、30分以内にたどり着ける場所に開設できるよう準備されている。発熱相談センターは、発熱した人が不用意に一般の病院などへ出かける前に、電話などによって相談を受け付ける窓口。市区町村の保健所や保健センター、集会所、学校等に設置され、当番医師がアドバイスを行う。