世界120カ国以上で活動する国際NGOの「セーブ・ザ・チルドレン」が、各国の公的データを基に母親と子どもの状態を比較・分析したもの。毎年5月の母の日に合わせて実施されている。2009年は10回目を迎え、対象国は過去最多の158カ国になった。「産婦死亡のリスク」や「女性の平均余命」、「女性の正規教育期間」など女性の生活環境に関する8つの「女性指標」(Women's Index)と、「5歳未満の子どもの死亡率」や「就学前教育就学率」など、子どもの生育環境に関する7つの「子ども指標」(Children's Index)をそれぞれ分析し、計15の指数を総合したものを「母親指標」(Mother's Index)としてまとめている。09年の母親になるのにベストな国ランキング(母親指標)では、日本は34位。05年に対象国となって以来、14位、12位、29位、31位と毎年順位を下げ、09年は過去最低のランキングとなった。また、女性指標では36位、子ども指標では8位だった。なお、母親指標のトップ3は上位からスウェーデン、ノルウェー、オーストラリア。ワースト3は最下位からニジェール、シエラレオネ、チャド。