2011年3月から東京~新青森間での営業運転が決まった東北新幹線の新型高速新幹線車両E5系の愛称。2010年3月に愛称を公募し、同年5月に応募総数15万372件の中で第7位だった「はやぶさ」に決定した。第1位は「はつかり」、第2位「はつね」だったが、スピード感があり親しみやすいという理由から「はやぶさ」が採用された。「はやぶさ」は運転速度が国内最速の時速320kmを実現、東京~新青森間の所要時間が3時間5分と、現在の八戸から在来線乗り換えでの約4時間から大幅に短縮される。なお、運転開始の11年3月からは最高時速300kmで運行(東京~新青森間で最速3時間20分程度)、最高時速320kmでの運転は13年3月からとなる。また、「はやぶさ」は国内の新幹線で初のファーストクラス「グランクラス」の導入も決定。専任の添乗員を配置し、大型テーブルや電動リクライニングなどを採用、パーテーション付きのパーソナル空間を用意する。沿線の食材を使った食事やドリンクなども無料サービスし、いままでにない高級感とゆとりのある空間を提供する。定員は18人。東北新幹線は、1982年6月に大宮~盛岡間で開通。85年の上野駅乗り入れ、91年の東京駅乗り入れを経て、2002年に盛岡~八戸間が開業、10年12月4日には八戸~新青森間の開業開始が決定している。