DV(ドメスティック・バイオレンス。配偶者や恋人からの暴力)や虐待など、個人間の暴力防止とその啓発を目的とした運動。1994年にアメリカのニューハンプシャー州の小さな町で、虐待や暴行などの被害者の集いから始まった草の根運動で、インターナショナル・パープルリボン・プロジェクト(IPRP)として40カ国以上に広まっている。運動の参加者や賛同者は、紫色のリボンを身につけて、家庭や学校などからの暴力根絶の意思を表す。日本ではとくにDV根絶のための活動として展開され、2008年11月には、女性に対する暴力をなくす運動期間(11月12日~25日)に合わせて、東京都千代田区の男女共同参画センターMIW主催の皇居1周「ラン&ウオーク」が開催されたり、パープルリボンをデザインしたキルト展などが各地で催された。