花粉防護とともに紫外線カットの機能をもつプロテクトグラス(メガネ)で、興和と興和新薬が2010年1月から販売を開始した。日本人の標準的な顔の形や頭の形に合わせて設計されており、フレームを顔に密着させることで、上下左右からの異物の侵入を防ぐ。個人差はあるものの、花粉をはじめとする黄砂やホコリなどの微粒子をほとんどブロックし、同社の試験では、花粉を98%以上ブロックすると同時に、レンズとフレームに施したUVカット加工により、99%以上の紫外線をカットする。今までにも、目を花粉から防護するためのゴーグルなどは存在したが、いずれも機能性の追求が中心となり、見た目の悪さは否めず、花粉症患者に着用の抵抗感を与えていた。対して、同製品はフレームに透明素材を使ったり、レンズの形状や色にバリエーションをもたせたりすることでデザイン性やファッション性を重視。タウンタイプ、スポーツタイプ、ファッションタイプの3種のフレームのもと、現状で7種のバリエーションを用意している。レンズは曇り止め加工が施されたポリカーボネート製で、軽量でありながら高い強度も確保する。新たな花粉対策グッズとして、定価3570円で薬局・薬店やバラエティーショップ、スポーツ用品店、ネット通販などで販売されている。