東日本大震災の津波で海水に浸り稲作が困難となった農地で、被災した農業生産者が塩害に強いとされる綿(コットン)を栽培し、繊維・アパレル関係企業が紡績、商品化、販売を行うことで復興を支援する共同プロジェクト。東北の「農業再生」「雇用創出」「新産業」を目的に、2011年7月14日に発足した。参加企業は、仙台東部地域面の花生産組合、耕谷アグリサービス、タビオ、大正紡績、リー・ジャパン、アーバンリサーチ、ユナイテッドアローズ、JA全農、クルック(事務局担当)など約25団体(11年9月14日現在)。綿の栽培から綿製品の販売までの一連の工程を、「東北コットンプロジェクト」ブランドとして参加各社が統一して活動を行う。11年は試験栽培期間として、宮城県仙台市若林区荒浜と同県名取市の1.6ヘクタールで栽培、11月に収穫して、12年初春ごろに製品を発表する予定。収穫実績を考慮しながら、今後も継続的に生産者・企業の参加を募っていく。