夏の節電対策として、1人1台のエアコン使用をやめ、涼しい場所にみんなで集まって涼しさを分かち合おうという取り組み。家族が一つの部屋に集まってエアコン1台で団らんしたり、図書館などの公共施設やショッピングセンター、カフェなどで休んだり、公園の木陰や水辺などで過ごしたりする。真夏のピーク時の家庭での消費電力は、エアコンが約5割を占めていることに着目し、2011年に多摩美術大学デザイン学科の堀内正弘教授のゼミが節電術として提唱した。環境省もクールビズ、スーパークールビズに続く取り組みとして、12年から新たにクールシェアを導入、多摩美術大学内におかれたクールシェア事務局と連携して、全国的な実施を推奨する。また、企業・団体、個人などが提供する涼むことができる場所をクールシェアスポットとし、情報を広く伝えるために、オンライン上(フェイスブック)のマップに登録できるクールシェアマップ(http://cool.sharemap.jp/)を制作、公開している。