1年間の学期を2つに分けて行う制度。1998年の学校教育法施行令の改正により、市町村教育委員会が学期を決めることを認められ、全国の学校が次々と2学期制を採用するようになった。2学期制はそれまでの3学期制とは違い、学校における年度を4月から10月前半までを前期とし、翌年3月までを後期とする。学期の間に秋休みを設ける場合もある。それにより、始業式、終業式は3回から2回、定期試験も5回から4回に減り授業時間を増やすことができる。ゆとり教育により週5日制になり大幅に授業時間が減ったこと、もともと3学期が約50日という短い期間で問題があったことが、2学期制を普及させることになった。しかし、学期途中に夏休みがあり、生徒の学習意欲が低下するなど問題も指摘されており、2008年4月に徳島県鳴門市の高校で2学期制を3学期制に戻すというケースも出てきた。