マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏と、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が、2010年6月に立ち上げた慈善事業寄付プロジェクト。アメリカの大富豪たちに呼びかけて、生前または死後に資産の半分以上を慈善事業に寄付することを、公に誓約(プレッジ)してもらおうという取り組み。10年8月4日までに、ゲイツ氏とバフェット氏を含めて40人の大富豪が誓約を表明している。ゲイツ氏らは、経済誌「フォーブス」の長者番付上位400人に呼びかけていく方針で、もし全員が賛同したとすると、寄付の総額は6000億ドル(約50兆円)に達する。すでに賛同した40人には、マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン氏、ソフトウエア大手オラクルの創業者ラリー・エリソン氏、映画監督のジョージ・ルーカス氏、総合情報通信社ブルームバーグの創業者で現ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏らが名を連ねている。寄付先は本人が自分の意思で選ぶ。ゲイツ氏らは、急速な経済成長とともに億万長者が急増している中国やインドにも、キャンペーンを広げていくとしている。