全都道府県の男女平等度指標を測定したランキング。男女平等に関する国際比較はあるが、都道府県比較は初。東北大学の吉田浩教授らの研究グループが調査研究し、2010年4月9日に発表した。調査は、男女共同参画先進国で知られるノルウェーの統計局が採用している男女平等度指数の推計手法に基づき、子育て、女性の教育、男女人口、女性の労働参加、女性の給与、女性の政治参加など9つの項目について4段階で指数化し、その平均値で順位を付けた。この結果、全国1位は鳥取県、次いで長野、京都、岡山、香川が同順で2位、それに続いて東京と沖縄が同順で6位となった。逆に、埼玉県は給与水準など4項目で最低評価になり最下位。おおむね、中部、関西、中国・四国地方で平等度が高く、九州、東北、北海道は低かった。男女共同参画の進行度が地域別にはっきりとしたことで、政策の効率性などに活用できるとしている。