各生命保険会社の加入者データを基に、1年間で死亡する人の数を男女別、年齢別に予測した数値。生命保険や個人年金などの、保険料を算出する際の基礎になる。標準死亡率は、生存数や平均余命などとともに、「生保標準生命表」としてまとめられる。かつて、保険料の算出には生命保険協会が作成する「経験生命表」が使われていたが、金融庁は1996年の保険業法改正に伴い、(社)日本アクチュアリー会にその作成を委託、2007年4月に11年ぶりに初改定される。この新しい「標準生命表2007」では、標準死亡率が現行の死亡率から男性で平均12%、女性で18%下がることになり、各生命保険会社は07年4月の新規加入保険料から、この新基準を適用する。これにより保険料は、ほとんどの死亡保険が値下げになるものの、終身保険は値上げとなる場合もある。