東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で被災し東京に避難を希望するすべての妊産婦に、安心して産前産後の生活を送れるよう、東京都助産師会を母体として始動したプロジェクト。東京都内にある25カ所の助産院で、助産師が出産および産前産後の生活をボランティア家庭と協力してケアすることで、実家に「里帰り」するような気持ちで安心して過ごせる環境を提供する。対象は妊娠中から産後1年までの被災者で、常時約50人の受け入れが可能。基本的な流れとしては、パソコン、携帯サイト、電話で申し込み、東京都内の助産院、提携産婦人科で出産した後、2~3週間、助産院で1泊2000円(1日3食、助産師のケア付き)で産後入院することができ、その後、助産院と提携を結んだ一般協力家庭に移り数カ月のホームステイか、または行政・企業が準備する施設に入居することができる。出産費、退院後のホームステイ滞在費は無料。プロジェクト期間は震災後約1年間の予定。