NPO「全国引きこもりKHJ親の会」などで構成する、ひきこもり支援相談士認定協議会が創設した認定資格制度。引きこもりは、全国で推定約160万人以上いるとみられ、引きこもり当事者(本人や家族)だけでは解決が難しく、長期化、高齢化が社会問題となっている。そこで、引きこもり当事者に対し、自宅に訪問して問題改善のための面談・カウンセリングを行い、回復への第一歩である中間施設(フリースペースやグループホームなど)へとつないで社会復帰を助けたり、必要であれば医療機関の受診を的確に判断して同行するなど、引きこもりに対する専門的人材を確保するために作られた。2009年4月より開始。通信教育で半年間、引きこもりの実態や支援の方法などを学び、課題の解答が一定基準に達した場合、資格認定となる。資格認定の有効期間は1年間。受講に年齢制限はない。資格認定後は、「引きこもり地域支援センター(仮称)」など関連施設で相談員として活躍したり、引きこもり支援拠点でボランティア参加や有償活動を行う。