一般社団法人自転車協会が2004年9月に制定した自転車安全基準に適合した自転車に貼付される認証マークのこと。同安全基準は「安全で長持ちし、環境に優しい自転車」を目標としており、自転車ライトの自動点灯、雨天時にブレーキをかけて車体が停止するまでの距離の短縮化などが盛り込まれる。BAAマークの発行には、フレームの強度試験、ハンドル衝撃試験など全部で90項目の検査が必要。同マークが発行された自転車の事故について、原因が製造上の欠陥であった場合は製造事業者や輸入事業者の責任で補償される。発行の対象となる自転車の型式は、シティー車、電動アシスト自転車、幼児車、幼児2人同乗用自転車などの8種。08年10月からは、自転車製造時に原材料が環境へ影響を与える可能性を考慮し、鉛、水銀などの環境負荷物質の使用を削減することも新たに基準に加わった。