東京都調布市が交付する、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」のイラストが入った原付きバイクのナンバープレート。総排気量50cc以下の原動機付自転車を対象に希望者1000人に交付される。交付は2010年7月12日から開始されるが、先行して募集した「希望ナンバー」の交付は7月20日から。ナンバーは「G・・・1」から「G1020」(下2ケタ「42」「49」を除く)までで、プレート上部に「目玉の親父」を頭に乗せた「鬼太郎」のイラストが入っている。「鬼太郎」の作者である水木しげるは、1959年より調布市に住み続けており、2008年には名誉市民となっている。10年3月から放映されたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の舞台である同市では、ナンバープレートのほか、「ゲゲゲの鬼太郎特別住民票」や鬼太郎デザインの「調布市ふれあい商品券」などを発行し、地域振興に起用している。ナンバープレートのデザインは、排気量125cc以下のミニバイクなどで自治体が自由に行うことができる。07年に愛媛県松山市が、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」にちなみ「雲形」のナンバープレートを導入したのを始め、静岡県御殿場市の「富士山型」や、宮城県登米市の「コメ型」など全国で広がっている。マンガのキャラクターの入ったものは調布市が初めてという。