住民基本台帳に基づいて行われる総務省の調査で、正式名称は「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」。2012年8月7日に発表された同年3月31日現在の調査結果によれば、日本の総人口は1億2665万9683人で、前年に比べ26万3727人減となった。調査を開始した1968年以降、最大の減少で、2010年から3年連続の減少でもある。死亡者数(125万6125人)が出生数(104万9553人)を上回る自然減は過去最高の20万6572人。加えて、出国者が入国者を上回る社会減が5万7155人であったために、大幅な人口減となった。人口減少数が大きい都道府県には、1位福島県、3位岩手県、4位宮城県と、東日本大震災で被害を受けた県が上位に名を連ねる。特に福島県は県外に転出する数の多い社会減が3万3980人と、2位の千葉県の1万1828人を大きく上回った。また、東京圏、名古屋圏及び関西圏の三大都市圏の人口割合が過去最高の50.75%と、都市集中化も進んでいる。