パートナーのどちらかが18歳未満の状態で結婚、またそれに類似する関係になること。開発の遅れた地域で経済的な理由、社会的慣習から女性が18歳未満での結婚を余儀なくされる場合を指していわれることが多い。児童婚の多い地域は南アジアやアフリカなど。低年齢で妻となった女性が、家庭内暴力(DV)や虐待の対象となったり、妊娠・出産で命を落とすケースが多発している。さらに、その多くは女性にとって強制的な結婚であること、また教育が中断されることなどの理由から、人権侵害問題として重要視されている。国連児童基金(UNICEF ユニセフ)と国連人口基金(UNFPA)、また女性の権利促進などを目指す国連機関のUNウィメン(UN Women)は、2012年10月11日「国際ガールズ・デー」に、全世界で中国を除いた途上国のうち、20~24歳までの女性3人に1人にあたる約7000万人が18歳までに結婚し、その中の約2300万人が15歳未満で結婚していたとの調査結果を発表。国際社会にむけて、児童婚を根絶することの必要性を訴えた。