報道の自由の確立を目的に、ジャーナリストらによって設立された、国際的なNGO(非政府組織)。1985年に設立。政府によるメディア規制への反対活動や、投獄されたジャーナリストの支援などを行う。フランスのパリに本部を置き、世界に9カ所の支部がある。2002年からは、ジャーナリスト、人権活動家、法律家などを対象に、報道の自由に関する調査を実施。50項目に及ぶアンケートの回答から報道の自由度を算出し、「Worldwide Press Freedom Index」として、ランキング形式で発表している。07年10月発表の07年版では、ヨーロッパ諸国が上位を占める一方で、アフリカ東部のエリトリアが最下位(169位)に。これは、独裁政権によって民間の報道機関が解体され、ジャーナリストが獄死したことによるもの。日本は、「ナショナリストによる報道機関への暴力の減少」を理由に37位(前年51位)。また、報道におけるインターネットの役割が増していることを指摘し、インターネットに関する拘束者が最も多いとして、中国を批判している。以下に20位までをあげる。1.アイスランド、ノルウエー、3.エストニア、スロバキア、5.ベルギー、フィンランド、スウェーデン、8.デンマーク、アイルランド、ポルトガル、11.スイス、12.ラトビア、オランダ、14.チェコ、15.ニュージーランド、16.オーストリア、17.ハンガリー、18.カナダ、19.トリニダード・トバゴ、20.ドイツ。