2012年4月に施行された改正介護保険法で創設された地域密着型サービスのこと。正式名称は定期巡回・随時対応型訪問介護看護といい、略して定期巡回・随時対応サービスとも呼ばれる。要介護者を対象としたサービスで、一日のうちに複数回、訪問サービスを行いながら、なにかあれば24時間、随時対応するというもの。サービスを提供する側は、1つの事業所で訪問介護と訪問看護の両方を提供する介護・看護一体型と、介護事業者と看護事業者が連携してサービスを提供する介護・看護連携型の2種類がある。12年5月に厚生労働省が発表した調査結果によると、東日本大震災の影響で未回答の14自治体を除く1566の市町村のうち、12年度中に24時間巡回型訪問サービスの実施を予定している自治体は189で全国の12%にとどまり、さらに14年度中に実施を見込んでいる自治体も329に過ぎないことがわかった。