2010年10月に名古屋で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)の通称名。「生物多様性条約締約国会議」と「気候変動枠組条約締約国会議」は、1992年の地球サミットで誕生した双子の会合で、いずれもCOP(Conference of the Parties 締約国会議)と略称され、開催回数からCOP1、COP2などとも呼称される。「生物多様性」という言葉が示す概念が一般になじみにくいこともあり、生物多様性COPは気候変動COPほどには一般の理解が薄いのが実情である。2010年は、国連が定めた国際生物多様性年に当たり、日本で開催される締約国会議であることから、国や環境省はこの会議が「生きもの」をテーマとする会議であることを一般にも理解してもらうために、「国連地球生きもの会議」と通称している。国連地球生きもの会議(10月18~29日)の開催に合わせて、カルタヘナ議定書第5回締約国会議(COP/MOP5 10月11~15日)と閣僚級会合(10月27~29日)が開催される。