1面が縦横3列の立方体パズル「ルービックキューブ」で、どんな状態からでも各面の色を全部そろえるために必要になる最低の手数。その数は「20手以内」。ルービックキューブは1974年にハンガリーの建築学者が発明し、80年代に世界的大ブームとなった。1面が縦横各3列で6面あり、色の組み合わせは計約4325京(けい)。京は10の16乗で兆の上のケタ。長年、神の数字は数学の研究対象となっていたが、2010年8月15日までに、アメリカとドイツの4人からなる共同研究チームが、できるだけ簡単な計算方法を開発、インターネット検索サイト大手のグーグルの協力を得て、コンピューター解析を行った結果、20手以内で必ずそろうことを証明した。研究チームによると、神の数字は1981年には52手だった。その後、研究が進んで更新が重ねられてきた。最低でも20回の手数が必要なパターンは15年前に見つかっていたとのこと。