日本国内で最も高い気温記録。2007年8月16日の午後、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で最高気温40.9度を記録し、1933(昭和8)年7月25日に山形市で記録された40.8度を上回り、74年ぶりに国内最高気温が更新された。翌17日も猛暑が続き、やはり国内で初めて、3日連続で40度以上が観測された。猛暑の背景には、赤道付近の海面水温が低下する「ラニーニャ現象」により、太平洋西側の対流活動が活発化したことで、梅雨明け以降、太平洋高気圧が日本を覆い続けたことがあるとみられる。国内最低気温は、1902(明治35)年1月25日に北海道の旭川市で記録されたマイナス41.0度。