岩盤が押し合い、断層面(岩盤の割れ目)を境に一方が乗り上げる形で起こる地震。岩盤が引き合う力で起こる場合は正断層型といい、水平方向にずれる場合は横ずれ断層型という。地球は十数枚のプレート(岩の板)に覆われており、それぞれが少しずつ動いている。海のプレートが陸のプレートにもぐり込む場所では、陸のプレートが一緒に引きずり込まれているが、限界を超えると元に戻ろうとして一気に跳ね上がる。こうして起こる地震をプレート間地震(プレート境界地震)といい、この場合も逆断層型となる。2011年3月11日に、三陸沖で起こった東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、太平洋プレートと北アメリカプレートの境界で発生した、逆断層型地震である。