独立行政法人「海上技術安全研究所」(東京都三鷹市)にある波の再現実験を行う水槽。2010年6月17日、完成披露式が行われた。水槽の規模は、長さ80m、幅40m、水深4.5mで、世界最大規模。海難事故の再現実験などを行い、原因を究明することで、船舶の性能向上や事故防止に役立てる。様々な波を再現できるよう、「多分割式吸収造波装置」と呼ばれる波をつくる装置を水槽の全周に382台、備え付けており、これによって、複数方向から波がぶつかって起こる「三角波」など、特殊な波を再現することができる。披露式では、水面に「祝」の字を波で描いてみせた。