その年の優れた放送作品に贈られるアメリカの賞で、放送ジャーナリズム分野のピュリツァー賞ともいわれる賞。1942年に、デュポン社経営陣の1人で35年に死去したアルフレッド・デュポンを記念し、夫人のジェシー・デュポンによって創設された。2009年の受賞作品は、1月12日に発表され、13作品が選出された。最高の栄誉となるゴールデンバトンは地方ローカル局のダラスWFAA-TVの調査報告が受賞。シルバーバトン12作品のひとつとして、08年6月にアメリカでテレビ放映された、クリス・シェリダン、パティ・キム夫妻監督の、北朝鮮による拉致被害者家族をあつかったドキュメンタリー映画「めぐみ―引き裂かれた家族の30年」(原題「アブダクション」)が選ばれ、日本で話題となった。