IBMが、アメリカのエネルギー省(DOE Department of Energy)国家核安全保障局(NNSA National Nuclear Security Administration)ロスアラモス国立研究所用に設計したスーパーコンピューターの開発コード名。ニューメキシコ州の州鳥であるロードランナー(ミチバシリ)に由来して名付けられた。2008年6月、ロードランナーが世界ではじめて1ペタフロップ超の演算速度を達成。1ペタフロップは、1秒間に1000兆回の演算処理能力を示す。これまで世界最速だったDOEローレンス・リバモア国立研究所のIBM「ブルージーン/L」(Blue Gene/L)より2倍速いといわれている。同年6月18日、ドイツのドレスデンで開催された「International Supercomputing Conference」で発表されたスーパーコンピューター最新トップ500で、ロードランナーが首位を獲得。2位は、同じくIBMのブルージーン/L。全リストは、「トップ500スーパーコンピューターサイト」に掲載されている。「トップ500スーパーコンピューターサイト」は、ドイツのマンハイム大学やアメリカのテネシー大学などの専門家が世界中のスーパーコンピューターの性能を計測し、半年に一度、トップ500を発表するプロジェクト。