非接触型ICカードのフェリカ(FeliCa)をパソコンにかざすだけで、自動的にアプリケーションを立ち上げるソフトおよびそのシステム。たとえば、かざすだけで電子マネーを発行する企業の電子商取引サイトを立ち上げるなどの用途が可能となり、フェリカとウエブサイトを直接つなぐ役割を果たす。これまでPC用にはFeliCa リーダー(FeliCa reader)とかフェリカポートと呼ばれる周辺機器があり、フェリカの情報を読み取ることは可能であった。しかしFeliCaランチャーは、特定の用途のフェリカをパソコンに近づけるだけでランチャーが起動し、ウィジェット(ディストップ上のミニソフト)を立ち上げてメモ帳を表示したり、ブラウザを立ち上げて特定のウエブサイトにアクセスし、更新した使用歴などカード情報をパソコンや、ウエブサイトに記録させたりするといった使い方ができる。ランチャーのソフトは、一般のユーザーには無償で提供される。「フェリカ/FeliCa」は、ソニーが開発した非接触型ICカードの登録商標。読み取り器との間をワイヤレスで通信し、約10cm程度の至近距離でデータのやり取りを行え、乗り物のプリペイドカードであるPASMO(パスモ)やSuica(スイカ)などにも使われている。