宇宙に関する最先端研究と、そこから展開される環境エネルギー分野の研究に関しての展示や講演を行うサイエンス・イベント。ガリレオ・ガリレイが望遠鏡を用いて史上初の天体観測を行ってから400年目となる世界天文年の2009年を皮切りに、宙博実行委員会主催のもと世界天文年2009日本委員会公式イベントとして国内のさまざまな研究機関が参加し、毎年の開催を予定している。第1回目となる今回は、09年12月3~6日まで東京国際フォーラムで開催され、入場料は大人1500円(前売り1200円)、高校生・中学生1000円(前売り800円)、保護者同伴で小学生以下は無料となる。JAXA(宇宙航空研究開発機構)のH-2Bロケットや温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」などの最先端プロジェクトの紹介をはじめ、28種の認定宇宙日本食や探査ロボットの展示、国立天文台が開発した立体ムービーの上映、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の素粒子実験の紹介などがみどころとされる。3~4日はビジネスデイ「Green by IT & Scienceフォーラム」と題して、宇宙からの地球観測や宇宙太陽光発電など、環境エネルギー分野とのかかわりを中心としたセミナーやディスカッションが催され、5~6日はファミリーデイ「サイエンスライブトーク」と題して、子どもたちに目線を合わせたライブトークやセッションが催されるほか、4日には若田光一宇宙飛行士の来場も予定されている。