余震が起きる確率。余震とは、大きな地震(本震)の発生後に起きる小さい地震を指す。余震確率は、(1)本震の最大震度が6弱以上ある、(2)本震による被害の範囲が広い(震度5弱の範囲が広い)、(3)震度1以上の余震が数多く発生している場合に、気象庁から発表される。1998年度以降、大規模な地震が発生した場合に発表されている。余震確率の発表は、本震の発生から約1日後にあり、その後は地震が内陸か海域かによって異なる。内陸地震の場合は、1日後から7日後程度までは3日おきに、その後は1週間おきに発表される。海域地震の場合は、1日後から10日後程度までは3日おきに、その後は1週間おきに発表される。最大余震は、内陸地震の場合は本震から約3日以内に、海域地震の場合は約10日以内に起きることが多い。余震の発生確率は、(1)余震の発生数は時間経過とともに減少する(改良大森公式)、(2)大きな余震は少なく、小さい余震は多い(グーテンベルク・リヒター則)、という2つの経験則から求められる予測数と大きい余震の割合を掛け合わせることで求められる。なお、余震確率の内容は、気象庁のホームページのトップページの「新着情報」欄で確認することができる。