JAXA（宇宙航空研究開発機構）が2010年に打ち上げ予定の日本初の金星探査機であるプラネットC（PLANET-C）の愛称。09年10月23日に発表された。あかつき（暁）は、日の出の直前に東の空が白み始める時間帯のこと。日本での金星の異称の一つ「明けの明星」にちなんで、開発チームが名付けた。2010年にH-2Aロケットで打ち上げられ、約半年後に金星の周回軌道に到着。金星の気象を調査して、惑星の環境が作られる仕組みを理解することで、地球の気象の理解も深めることを目指している。JAXAは命名に合わせ、世界天文年2009日本委員会の協力の下で、「あかつき」に搭載するメッセージを募集するキャンペーンを始めた。内容は、20文字（半角英数字40文字）以内であれば自由で、09年12月25日まで、JAXAのウェブサイトなどで受け付ける。集めたメッセージのすべてを微細な文字でアルミプレートに印刷し、「あかつき」に取り付けるという。