ヤフーが2008年から提供している、ユーザーの興味や関心と連動したインターネット広告サービスの名称。インタレストマッチ広告、興味関心連動型広告とも呼ばれる。近年注目されているインターネット広告サービスの手法には、よく閲覧するWebサイトの内容や検索結果などの行動履歴を分析し、ユーザーの好みに合った広告をWebページ内に表示する「行動ターゲティング広告」、閲覧中のWebページの内容に合った広告を表示する「コンテンツマッチ広告」などがある。インタレストマッチは、この2つの手法を組み合わせたもので、よりマッチングの精度が高まるという。ヤフーは同社の無料Webメール「Yahoo! メール」でも、12年8月よりインタレストマッチを開始する予定。これは「Yahoo! メール」に書かれたメールのタイトルと本文の内容を機械的に解析し、ユーザーの関心の高い広告を表示するというもの。これに対し、総務省は通信の秘密の侵害に当たる可能性があるとして調査する方針を発表した。アメリカに本社を置くグーグルでは、すでに同様のサービス「インタレストべース広告」を同社の無料Webメール「Gmail」で行っていることから、今後の動きに注目が集まっている。なお、「Yahoo! メール」内のインタレストマッチは初期状態では有効になっているが、http://info.mail.yahoo.co.jp/im_optout/から無効にすることができる。