高校生以下の学生を対象にした、スマートフォン向けアプリケーションの開発コンテスト。主催は、NTTドコモや電通などが出資する広告・マーケティング会社のD2C。次世代を担うクリエーターの発掘や育成支援を目的に、同社が2011年より実施している。主に12~18歳の学生またはグループが開発したiPhoneやAndroid用アプリケーション(タブレット用も含む)を全国より募集し、優秀作品に対して表彰するというもの。事前に応募のあった作品を同社内で予選審査し、決勝戦で5人の外部審査員によって優勝者を選出する。対象アプリは未発表のもの、または11年9月以降にリリースされたもの。審査内容は、企画力では独創性、デザイン、消費者支持度、実装力では操作性、技術点、完成度の計6項目。この合計点で優勝者を決定する。12年度は、文部科学省の後援事業として認可された。第2回のアプリ甲子園2012は、12年7~8月末までの2カ月間で応募のあった167作品について9月上旬に予選審査が行われ、全国11組16人が決勝進出に決まった。9月30日の決勝戦では、11組がそれぞれ自分たちが作成したアプリケーションについてプレゼンテーションを行い、企画力と実装力を競い合った。優勝は、プレゼンテーションを円滑に行うための「見えるプレゼンタイマー」を作成した、アメリカン・スクール・イン・ジャパン(東京都)に通う角南萌さん(中学2年生)。タイムマネジメントの概念を取り入れた点が評価された。なお、アプリ甲子園は、D2Cの登録商標。